父は認知症と診断されています。けれど私は父のことを認知症だと思って接していません。天然ボケの可愛らしい人だと思っています。深い愛情を持って父に接しています。今現在父との関係性は良好です。
でも私は父との関係性に悩んだりもしていました。
私の対応の仕方が悪かったと思い、反省しています。
日に日に忘れっぽくなる父に対して私は父を認知症だと悟り、そのような色眼鏡で見てしまった時期もありました。
父が私に話しかけてくれても、私はそれを耳障りに感じてしまいました。話を聞かずに自分の精神的なストレスから身を守るために聞き流したり、父とは別の部屋に逃げて、ヒーリング音楽を聴いていました。
そうすると父は機嫌が悪くなって怒るんです。私はさらにストレスがかかり父のことを無視してまた部屋に引きこもり、ヒーリング音楽を聴いていました。
この私の行いのミスは、父の気持ちをないがしろにして自分のことしか考えていなかったことです。
父と気持ちが通い合っていなかったのです。
父が怒ったのはおそらく、私に自分のことを受け入れてもらえなかった孤独感や寂しさで傷ついてどうしようもなく辛くなったのだと思います。
私の愛情不足でした。
今では、時間があればなるべく父の話に耳を傾けるようにして、一緒に過ごす時間を大切にしています。父はおしゃべりが大好きです。父の幸せそうに話す姿を見て、私は嬉しい気持ちになり、もっと聞いてあげたいと思います。
私は精神病で苦しんでいた時期、私のことを偏見や色眼鏡で見てくる人が多くて深く傷ついたりしていました。私自身を見てくれるのではなく、おかしい人だという前提で私を見てくるのです。確かに私はおかしな行動をしていた時期もありました。しかし、そのような差別的な対応をされると私は深く傷つき心を閉ざしました。
自分は生きている価値のない人間だと自分を責め、うつ状態になった時期もありました。
なので、精神病だからとか認知症だからとかそのような目で見るのではなく、その人の人柄に目を向けることが大切だと思います。
父に私と同じような思いをさせたくないのです。
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